公私振動

怠惰な大学生の日記

ノスタルジック

以前ネットの海で「好きなバンドの解散は青春の終わり」というフレーズを見つけて非常に納得してしまった。僕の好きなバンドも解散やメンバーが変わってしまった、それと同時に僕の青春も終わったなぁと思ってしまった。
そんなことを思いながら最近やっと自分の好きなジャンルを言語化することに成功した。僕はノスタルジーを感じさせるバンドが好きなんだと。フジファブリックandymoriレミオロメン等々、もちろんそんなものを微塵も感じさせない新しいことをどんどん取り入れて勢いのあるバンドを好きになることもあるんだけど、なんというか自分の志向の軸としてノスタルジーがあることに気づいた。子供時代の景色や心情を回想できる曲なんて最高だ。
ここで冒頭の話に回帰するんだけど、こういった僕の好きなノスタルジックなバンドって解散したりメンバーが変わったりして大好きな彼らの新曲を聞くことができなくなったものが多いんですよ。現役で聞いていた頃はノスタルジーな曲を作る最高のバンドだったのが、今となっては普通に過去のバンド、ノスタルジーなバンドになってるなぁとしみじみ思ってしまった。もちろん悪い意味ではなく。最近加速しすぎていて、現実のイベントと摩耗していくメンタルのバランスが取れてない。音楽を聞いてゆっくして成仏しよう。

卒業と入院

 最近、人生において大きな転機を迎え過去を振り返る機会がよくあった。その中でこのブログの存在を思い出したので久しぶりに更新してみる。
 この一年間であった大きなことは大学卒業と大学院入学だろう。ただ僕のいる大学では修士に進学するのが当たり前という風潮があるため、周りの環境があまり変わらないまま学年が一個上がったという感覚である。しかし、地元の知り合いはみな就職し社会の歯車となっている。この絶縁体のように大きく開いてしまったギャップを埋めることができず、ちょっとのことでは励起もされず、電流を流すこともできなくなってしまったのだろう。
 

加速する毎日

倍率2倍という飯が食えなくなるほど緊張して怯えた院試免除の面接は、当日は不合格を確信した出来だったが蓋を開けてみれば成績のパワーで殴って無事合格であった。そのおかげで周りが院試勉強をがんばっている間はへらへらしながら降って湧いた夏休みを享受していた。いままでの人生で推薦的なもので駒を進めたことはなかったが、楽をして実力が伴わない者に同じライン上に並ばれることに嫌悪感をずっと抱いていた。いざ自分がそちら側になってからもしっかり勉強したものとの差は大きいだろうと思うし、嫌悪される存在だろうというレベルで楽であった。こうしてまた自分がもろくやわらかい中身がない塊になっていくのを止めようもせず弱くなっていく。気がつけば長袖、パーカー、アウター、手袋マフラーと装備が重くなって冬の到来を感じる。はやすぎるな加速しすぎだ。

研究室見習い

研究室に配属され約一ヶ月経った。ぼちぼち研究室の雰囲気に慣れてきたが、上下関係のある環境にいるのが久しぶりすぎて未だに戸惑いが多い。多忙な生活に怯えていたが、ふたを開けてみれば研究の院試に向けての勉強も何もしない怠惰な一ヶ月だった。むしろ暇すぎて遊びにアグレッシブになっている、意味もなく散歩したり今週なんて一日一冊のペースで小説を読んでいる。どうした。どうなっている。勉強頑張れ。

加速する休日

最近明らかに自分だけ加速している。一日が四時間程度に感じる。春休みの消費ペースが激しい。原因は何もしないでいる無の時間のせいであることは分かっているのだが、なかなか難しい。また昼夜逆転していて起きたら世間的には一日は終わりかけていて、何もしないのも拍車をかけている。明日は早起きして英語の勉強をして一日を長く感じよう。怠惰で最高な生活とはおさらば。

ココロオークション

ふらっと入った小さいライブハウスで偶然出会ったバンド『ココロオークション』、一目惚れであった。その日は三組のバンドによるライブだったのだが、一組目の演奏中会場は死んでいた。ステージ上で荒れ狂うバンドマン達とそれを冷静に見つめる観客達、まさに地獄だった。そんな地獄に彼らが登場した。入れ替わりの際の機材の調整の軽いリハーサルの時点で私はすでに心を奪われていた。そして1曲目から会場の死んだ空気を払拭し、見事盛り上げてみせた。音楽について詳しくもないしライブに行くことも少ない私の感想だが、彼らはライブが上手かった。一組目のバンドの様に全ての音が主張しすぎた結果、歌詞が全く理解できないなんてことはざらにあると思うがココロオークションはちゃんと演奏していた。彼らの歌詞も伝わり会場の一体感も味わえて、とても楽しい時間だった。あまり好きな表現ではないが、BUMP好きな人は一度聞いて損はない。粟子さんの声にハマる人はハマるだろう。

 

個人的には初期のBUMPを感じるナゾノクサ

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ライブで特に印象が残った曲ターニングデイ

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クラウドファンディングでPVの制作費を集めて作ったPVはかなり出来がよい蝉時雨。また曲がすばらしい。三部構成になっているので、夏の幻、雨音も見てほしい。

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2016年の春にメジャーデビューが決まっているので今後の彼らの活動に期待している。またライブに行きたい。